バスケと君。【完】

ガラガラ。


いつも通りの教室。いつも通りの机。
少し違うのは、教室に好きな人がいないだけ。



「優梨〜!!おはよう」


「おはよ。」


「あのね、優梨。私、直くんと付き合うことになったの!」


「…!そ、そっか。おめでとう」



直くんは私が好きな人。
郁に言われるまでは…



「だからね、一番初めに言っときたかったの!一番大好きな親友にね」


「そっかぁ」



嘘でしょ?
私、郁に何回も直くんのこと好きだって言ったよ?

何それ?



私はそれから、
授業の最中もボケーっとして昼休みの存在も忘れるくらい無になってた。