「あなた、だぁれ?」


まるで鈴を転がしたような女の声


「……俺は神崎悠汰、おまえは?」


女の澄んだ瞳に見詰められて、女慣れしてる俺でさえドキッとした


ウサミ
「宇佐美 まりあだよ」


まりあはそう言うと眠るように気を失った