そう思ってると、七海が修太の手を振りほどいて帰って行った。


「大丈夫かな…?」


うちが蓮に聞くと、
「大丈夫やろ。子供の喧嘩とちゃうんやし。」
という返事が返ってきた。


まあ、せやけどさ…


うちは玄関で立ち尽くしている修太を、しばらく見ていた。