康太へ


どうしてこの手紙を康太に書こうと思ったのか…紗英には書けないでしょ?ましてや樹君には。

お父さんとお母さんには刺激が強すぎるから、結局幼なじみで私の事を1番理解してくれた康太に私の最後の手紙を書きます。

これを読んでから私の両親に事実を告げるかどうか判断して下さい、



まず初めに…私は不倫相手の弓暢先生の奥さん、弓暢慶子さんを殺しました。

刃物で切りかかられ首を絞められて咄嗟に鉄アレイで殴ったの。

でも本当はそれだけじゃなかったみたい。

部屋を見てもらえば分かるでしょうけど、奥さんの死体を裏の山に埋めました。

でも目が覚めたら何故か死体が部屋に帰って来てるの。
驚いたわ