…クリスマスのあの日、彼氏と別れていなかったら…、私は龍輝さんと会ってなかったんだよね。


同じ学校に入って、「四聖獣」を知って、カッコイイなって遠目で見る。ただそれだけ。


…クリスマスに会ってなかったら、龍輝さんは私に声をかけてくることなんて無かった。

つまり、他のみんなとも喋ることなく過ごしてたことになる。




…あの日に会っていたから、だから私は今「四聖獣」のみんなと話して笑って歩いてるんだ。


あの日が、始まりの日…。




……って言っても、今以上に近づくことなんて出来ないんだろうけどね…。