「大雅と何話してたの?」
「あっ…えっと、学校のこととか…ですかね…」
「ふぅん」
ほんとは龍輝さんのことを話してました。なんてことは言えない…。
龍輝さんは私の答えに小さく笑った後、手の中にある人形を指差す。
「それ、大雅が取ったの?」
「あ、はい。あっという間に」
「うわぁムカつく。
あいつ器用だからなんでも簡単にこなしちゃうんだよなぁ。
ムカつくから絶対ウサギの人形取ろう」
「え?」
「さっきのあのでっかいウサギの人形だよ。
俺は全然器用じゃねーけど、あれは俺が必ず取ってお前にやる。
そう決めてたんだ」
「…っ……」
龍輝さんは微笑み、そして私の手を握る。
ドクン ドクン ドクン....
龍輝さんの言葉、笑顔、そしてこの距離が、私の鼓動を速めていく。
龍輝さん…。
…好き…。
「…大好きです」
……あっ…!!
思わず、言っちゃった…!!



