…龍輝さんが、私だけを見て笑ってる。
今この瞬間は、私だけのもの…。
「悪かったな、人形あげちまって」
「あっ…いえ、全然っ。
あの子、凄く嬉しそうでしたね」
「あぁ、そうだな」
空っぽのUFOキャッチャーに寄りかかり、龍輝さんは満足そうに微笑んだ。
「お前も嬉しそうだったよな」
「え?」
「人形取れた時、子供みたいに笑ってた」
「……つまり、子供っぽいってことですか?」
「あはは、そうかもな」
うぅ…そんなつもりは無かったけど、私、そんな顔してた?
なんか、恥ずかしいなぁ…。
「好きだよ、お前のこと」
…え?



