【完】校内1のイケメンに恋をした!!



……。


それから私たちは日曜日の予定を決め、教室を出た。


…四聖獣の3人がギャーギャー騒ぎながら歩く4歩後ろを、私と優ちゃんは歩く。


「優ちゃん、巻き込んじゃってごめんね…」

「ううん、いいよー。
むしろ、大雅さんが悪さしないように見張れるし?」

「あはは」


そう言ってくれると、気持ち的には随分楽になる。

ほんと、優ちゃんが居てくれてよかったよ…。
私一人じゃ、絶対に対処しきれなかったと思う。


「優ちゃん、色々ありがとね」

「えー改まって何ー?
て言うか私、全然何もしてないよ?」

「それでもありがとうって言いたかったんだよー」

「んーじゃあ私もありがとうって言っとこうかな」

「えー?」


私の方こそ、全然何もしてないけど…?

と思った時、優ちゃんがコソッと耳元で笑った。


「私さ、武蔵野さんのこと好きになっちゃったかも」

「え!?」