怒り…ううん、それよりも悲しみの方がいっぱいだ。 大好きな彼氏と、ゆっくり時間をかけて愛を育んでいく。 …そんなのはただの幻想で、そんな風に過ごしていくなんて無理だったんだ。 (…最低…) 15年生きてきた中での、最悪のクリスマス…。 「………」 涙が溢れそうになる。 だけど、 ガシャンッ!! 「…っ……!?」 薄暗い路地から聞こえた激しい物音に、涙はあっという間に引っ込んだ。