「な、なんでっ…ここ、1年生用のトイレですよっ!?」

「あー?どこ使ってもトイレはトイレだろ。
それよりお前、なんだよその顔」


うっ…わ、笑われてるっ…!!

やっぱり私、変な顔にされちゃったんだ。


優ちゃんのこと信じてたのに!
一番の友達だと思ってたのに!




「み、見ないでくださいっ…!!」

「なんで?めっちゃ可愛いじゃん」


……え?

かわ、いい…?




「化粧でこんなに変わるんだなぁ。
いやぁ、やっぱり女は怖いね」


え? え?

なに、どういうこと?




「あの、笠井さん…?
私、ひょっとこみたいな顔してるんじゃ…?」

「は?ひょっとこ?なに言ってんだお前。
あーあれか、アイツ…優ちゃんに化粧してもらって、まだ自分の顔確認してない?」

「あ…はい…」


それを確認するために、今トイレに入ろうと…って、え!?




「ちょっ…笠井さん!?」

「こっち入って」


「え…!?」




なんで、男子トイレに…!?