「あれ、お前あん時の」
その声で、騒がしかった教室がシンとなる。
「へぇ、うちの学校に入ったのか」
「え…」
え…ちょっと、えっ…!?
なんで近づいてくんのっ…なに、なにナニ何っ…!?
「俺のこと忘れちゃった?」
「…っ……」
すぐ目の前に男の人の顔。
あれっ…?
でもこの目、って…――。
「ま、まさかクリスマスのっ…!?」
「うん、俺オレ」
うそっ…あの時の…!?
なんでここに!? て言うか、私のこと覚えてたわけ!?
いやいやいや、それよりもっ!!
こんなにカッコイイ人だったんですか…!?
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