クリスマスパーティーから月日は経って俺の受験の日となった。 俺の成績じゃ端野高校に前期では受からないなと先生に言われた。 だから、後期で受かるために桜田さんと頑張ってきたんだ。 「いってきます!」 俺は母親に笑顔で見送られながら、家を後にした。 玄関の奥にいた兄貴も笑顔だった。 口パクで「翔なら出来る」といいながら。