「はい、なんでしょう?」
「砕けた言葉遣いで結構よ。それより少し、自己紹介でもしません?」
「自己紹介…?」
毎年新学年になったらやるやつね。けれどなぜ今?
「私と同じお顔の方…。興味をそそりますわ。」
などと言って喋りだした。
「私の名前はご存知の通り、城之内愛子。愛子って呼んで結構よ。17歳で誕生日は4月24日、血液型はAB型よ。身長は160㎝、体重は…ご想像にお任せするわ。さあ、次は空さん。」
愛子…さんは自己紹介というより、プロフィールを一気に私に聞かせた。
「私は山崎空。15歳。3月4日生まれでA型。身長158㎝、体重は38kg…だったかな。」
「まあ、私と身長2㎝しか変わらないのに体重が6kgも違うなんて…!」
愛子さんは驚きの表情を浮かべ、私の方へと、両手を伸ばす。
…なぜ両手を……
むぎゅっ
「!!?」
「砕けた言葉遣いで結構よ。それより少し、自己紹介でもしません?」
「自己紹介…?」
毎年新学年になったらやるやつね。けれどなぜ今?
「私と同じお顔の方…。興味をそそりますわ。」
などと言って喋りだした。
「私の名前はご存知の通り、城之内愛子。愛子って呼んで結構よ。17歳で誕生日は4月24日、血液型はAB型よ。身長は160㎝、体重は…ご想像にお任せするわ。さあ、次は空さん。」
愛子…さんは自己紹介というより、プロフィールを一気に私に聞かせた。
「私は山崎空。15歳。3月4日生まれでA型。身長158㎝、体重は38kg…だったかな。」
「まあ、私と身長2㎝しか変わらないのに体重が6kgも違うなんて…!」
愛子さんは驚きの表情を浮かべ、私の方へと、両手を伸ばす。
…なぜ両手を……
むぎゅっ
「!!?」