ガタ、ザッザッ…


…っ、まぶしい!誰だ!?


まさか、もう…っ


「…あ。やっぱ何かいる」


「…っ!」


知らない男。どうやら、あのまぶしい光はケータイの光だったらしい。


「…え、女?ちょ、何でこんなとこ…危ないよ?」


何だコイツ。そもそも、あたしとしてはここの方が数倍安全だ。


「まぁ、とにかく、こっち来て」


「………」


「そんな威嚇すんなよ」


するだろ。何で知らない奴のところなんか。


「ほら、大丈夫だから…」


「…っ、」


逃げたい。でも動けない。