野良猫に翼を



「はは、苦かった?」


…コクリ、


「…あのさ、眠い?」


………コクリ、


「ふは! ほら、寝てな。」


「…んー、」


あたしが体を横にすると、真尋が頭を優しく撫でてくる。


「…おやすみ、のの」


「……お、や、すみ…………」


何か、変な感じ。


おやすみ、って言うの。


すごい久しぶりな気がする。


そんなことを考えてたけど、あたしは眠すぎてすぐに寝てしまった。


ずっと、真尋が頭を撫でてくれた。


それが、妙に心地よかったのは覚えてる。