野良猫に翼を



「…っあ……」


「…どした、のの?」


真尋に背を向けられ、無意識のうちに真尋の服を掴んでしまった。


「…っ、」


「…ん?」


そばにいて。


そう、思ってしまった。


「…なんでも、ない」


「…そか。


あー、もう少しここにいようかな?」


…コイツは人の心でも読めるのか。


「ふっ、そんな顔でみられちゃ出てけないでしょ」


真尋は優しく笑いながらまたベッドの側に座る。


「ほら、冷めちゃうから食べな」