「じゃ、今日ははるかちゃんで」



 にっこりと、そして彼女の肩をがっしりと、彼は掴んで引き寄せる。



「ば! ・・・っかですか!」



 一秒後。
 彼女のパンチが彼の鳩尾に見事ヒット。
 彼は、うん……と小さく唸り声を漏らす。



「っ…ば、マジで殴る奴あるか!?」
「そっちこそ目が本気だったじゃないですかっ!」
「そ! ……んなことあるかもしんねぇけど!」


「やめて下さい!触らないでください!近づかないでください!」