先生に宿題を見せてから 職員室を出た。 「おっせ。早くしろよヒヨコ」 「……え?」 今のは幻聴なんだろうか。 陸の声が、背後から聞こえちゃった… あたし耳、おかしくなった!? 「帰んぞ、陽菜子」 幻聴じゃ……、なかった…。 振り返ればダルそうに 壁にもたれかかってあたしを見てる陸。 「何でいるの?」 「何でって… お前が遅ぇから来てやったんだろーが」 「なっ……!」 遅いなんて、失礼な!