「陽菜子は寝顔サギだから」 「は?」 「寝顔、かわいーよ」 ブレザーをはおりながら立ち上がると 『お前もさっさと着替えろよ』 と言って部屋から出て行った。 くーーーーー!!! 陸にまた、胸キュンを突かれた。 朝から。 しかも起きたばっかり。 「ひーなこー! 早くしないと遅刻するわよーー」 下からお母さんの大声が聞こえて ビクッと体を震わせる。