さらに掴んでいた腕を引っ張って。 あたしは気づくと陸の腕の中にいた。 …陸に、抱きしめられてる…。 お風呂上がりの陸は、 あたしのうちのシャンプーやら ボディーソープやらの匂いがして、 なんだか嬉しくなる。 「ちょっとからかっただけなのに 何でそんなに本気にするわけ?」 「……へ…?」 背中をさすってくれていた手が止まり、 あたしの肩に手を置いた。