「誰、それ…」 あたしは急に不安になる。 そりゃあ彼女がいたって、 陸はモテ続けていたけど、 そんな女の子の名前が ポンポン出るなんて。 あたしの目には涙が浮かぶ。 「俺に告白してきた子たち。 可愛かったから名前とか ソッコー覚えたよね」 あたしの頬に、涙が伝う。 ひどいよ…、本気で、 乗り換える気なの? あたしは、冗談で言っただけなのに…。 行っちゃやだ…、行かないでよぉ……っ! 「何で泣くの?どっかいけって 思ってんじゃないの? 泣く意味がわかんねぇ」