「……」 「今日も行かない、なんて 言ったけど本当は 行く気マンマンだったから。 笑えるでしょ?……結局、 陽菜子に頼ってるの、あたし」 「そんなことないよ!」 そんなことない。 ほんとは行く気マンマンだったなんて、 嬉しいに決まってる。 「ごめんね。今日、遅くなって」 「ううん。いいの……。 だってちゃんと来てくれたから」 「遅くなった理由はね、 コーチに陽菜子に関わらないでって 言ってきたの」 「え……?」 びっくりしたのもあって あたしは体が石みたいに動かなくなった。