握っていたカフェオレから 垂れた水滴があたしの靴下に シミを作った。 「ね〜陽菜子ちゃん」 コーチの甘えるような声に ゾクッとする。 顔が見れないからコーチが どんな顔してるのか、わからない…。 「ねぇ、何そんな硬くなってんの?」 「……」 何も言えない。 ただ体が震えてしまって 何も言葉を発せない。 逃げようとしても足がすくんでるし 手も掴まれたまま。 「陽菜子ちゃん、無視はないっしょ」 一方的に話すコーチ。 だんだんイライラしてきているのか 言葉使いが悪くなってるように感じる。