近くにいた女子がコンビニの ビニール袋を差し出した。 それを陽菜子の口元に近づけた。 大丈夫だからな、陽菜子…。 だんだん落ち着いていく陽菜子に ホッとしながらも何で陽菜子は あんなに焦ってたのか考えた。 過呼吸になる前、陽菜子は… 『……っあ、んが…っ』 そう言ってたけど。 間宮になんの関係があんの? 「井上?大丈夫か?」 「あ、中村さん…、だいぶ落ち着いた」 「そうか…ならいいが…」 少し息のあがってた先生は 走ってきたようだった。