「誰か先生呼んでこいっ!!」 陸はあたしに近づいて大声で叫んだ。 倒れかけたあたしは陸に支えられた。 「大丈夫だから、陽菜子」 あたしはギュッと抱きしめられた。 「ゆっくり息しろ」 「…っ、はぁ…」 あたしと陸は床に座っていて、 その周りにはたくさんのクラスメイト。 陸は何も言わずにあたしの背中を 撫でてくれていた。