あたしは誰か来ないかヒヤヒヤしながら 陸の甘えてくることが 不思議だけど可愛く思えて。 しばらく黙ることにした。 「なぁ」 「ん?」 5分くらい沈黙が続いたとき 急に陸が口を開いた。 「お前こんないい匂いしたっけ」 「え?」 「柔軟剤?シャンプー?」 「…え、シャンプー…かな?」 いい匂いって!!! やばい、照れるよこれ。 ニヤけが止まらない…。 「この匂い好き」 「ほんと?」 「ん、落ち着く」