「…ったぁい…」 デコピンって地味に痛いんだから! 陸にデコピンされたところを 大袈裟に手でなでた。 「そろそろ行くね、部活! 2人は適当な時間に来てね〜」 そう言って、杏はバレーボールの ストラップがついた 大きなバッグを持って、 教室を出て行った。 杏がいなくなって、教室内はシーン…。 陸はしゃべらないし あたしも話すことないし。 杏がいないだけでこんなに静かなんて。 「…何か話してよ」 「陽菜子が話せよ」 「……」 「……」