「ヒヨコ、悪いんだけど」





ホラ、きた。


絶対悪いなんて思ってないよね。


あたしを見るあの目がそう言ってる。





「…何よ」


「そこのペン取って」





………あのさ、陸くん。


自分のが距離的に近いよね!!!





床に転がっているペンを取ると


勢いよく机に押し付けた。