……あたし、太一のことが、好きなの?
ちらりともう一度太一を見てみる。
太一の顔を見ると、心臓がギュッと掴まれたように苦しくなる。鼓動が速くなる。
同時に体の中が熱くなって、不意に涙腺も潤んでくる。
……やばいって。
これ、例の病の初期症状、いやもはや重症患者だって。
だって、太一には彼女がいるし、そんな、わざわざ三角関係になるようなことをあたしがしていいはずがない。
じゃあ、太一に彼女がいなければいいのか?
そう自問した自分を殴ってやりたくなった。
そんなの、決まりきってるじゃん。
あたしの手に絡み付いた指を離したくない。
このまま、ずっと太一の傍にいたい。
ああ、ばかだな、あたし。
裕也と別れるまで、あたしは浮気していたのか。
あたしだって、裕也のこと言えないよな。
あれから裕也と美紗は正式に付き合うことになって、今は二ヶ月が経った頃だ。
別にあたしは裕也に今更未練なんてないし、今のところお互い浮気をしている気配はないらしい。
ただ、あたしのことがあるから、美紗には気をつけるようにと口を酸っぱくして言っている。
そして、美紗は部活に戻ってきた。
迷惑をかけてごめんなさいと言って、美紗はあれから一週間後、部長として戻ってきた。
部員はみんな美紗のことを慕っているし、部活は以前と変わらず活動を続けている。
ちらりともう一度太一を見てみる。
太一の顔を見ると、心臓がギュッと掴まれたように苦しくなる。鼓動が速くなる。
同時に体の中が熱くなって、不意に涙腺も潤んでくる。
……やばいって。
これ、例の病の初期症状、いやもはや重症患者だって。
だって、太一には彼女がいるし、そんな、わざわざ三角関係になるようなことをあたしがしていいはずがない。
じゃあ、太一に彼女がいなければいいのか?
そう自問した自分を殴ってやりたくなった。
そんなの、決まりきってるじゃん。
あたしの手に絡み付いた指を離したくない。
このまま、ずっと太一の傍にいたい。
ああ、ばかだな、あたし。
裕也と別れるまで、あたしは浮気していたのか。
あたしだって、裕也のこと言えないよな。
あれから裕也と美紗は正式に付き合うことになって、今は二ヶ月が経った頃だ。
別にあたしは裕也に今更未練なんてないし、今のところお互い浮気をしている気配はないらしい。
ただ、あたしのことがあるから、美紗には気をつけるようにと口を酸っぱくして言っている。
そして、美紗は部活に戻ってきた。
迷惑をかけてごめんなさいと言って、美紗はあれから一週間後、部長として戻ってきた。
部員はみんな美紗のことを慕っているし、部活は以前と変わらず活動を続けている。

