「あ、ごめんッ!!そ、そーだよねッ!!」

あたしはニコッと笑った。

心からは笑ってないんだけど…。

輝にはお見通しだったようで、ギュッと抱きしめてくれた…。

「んぢゃ、俺もそろそろ行かないといけないから…。」

あたしの涙が止まったころに、輝がポツリと言った。

「う、うん…。えっと、元気でね…??」

「当たり前だろ。悠奈もいつもみたいに明るく元気で笑ってろよ?」

「わ、わかった!!」

「とりあえず落ち着いたら連絡するから。」

「わかった。気をつけてねッ!!」

「おう。悠奈?」

抱きついている状態から、少し離れて輝が言った。

「ん、なに??」

「好きだよ。」

「///」

そう言ってあたしに優しくキスをした。

「あっ、あたしも!!」

キスが終わったあとにあたしも言った。

「こ、これ輝に…。」

あたしは、昨日書いた輝へのラブレターを渡した。

「ありがと。飛行機の中で見るわ。」

「わかった。」

「んぢゃあ、またな。」

「うん、バイバイッ!!」

そう言って輝は歩いて行った。

途中振り返って
「俺のこと、待ってろよ!」

って言ってくれた。

「ずっと、待ってるからね!!」

あたしも輝に答えた。

バイバイ…輝。

キスはちょっとびっくりしたけど…。

やっぱ嬉しかった。

ずっと忘れられない思い出になるだろうな。って思った。

輝、大好きだよ。