梨花はそそくさと自分の席へ戻って行った。 あたしはふと輝のことを見る。 「あっ…。」 輝のことを見たら、 不意に輝と目が合った。 「ん?」 輝がなにか口パクで言っている。 「ど•う•か•し•た•?」 「ど•う•も•し•て•な•い」 やっと輝がなんて言っているかわかったあたしは、口パクで返した。