「ゆめちゃん! 
こっちにいっぱいあるよ! 」

「ほんとっ? 」



俊くんに呼ばれて
走って向かった。


俊くんの足元には
とってもいっぱいの
クローバーが咲いていた。



「わーっ! すごーいっ! 」



私は興奮しながら
クローバーを摘んだ。



「ねー、ゆめちゃん。」

「なにー? 」



いつの間にか、
少し遠くにいた俊くんが
手招きしている。