「何だよ、何黙ってんの?もしかして、俺に見惚れてた?」 しばらくボーッと黙っていたらそんなふうに言われて… こいつの言葉通りでなんて情けないんだ。 「…っんなわけないじゃん!見惚れるなんてこの世が終わってもないから!!」 落ち込む暇もなく、慌てて反論。 朝からひどいこと言ってるなあなんて、思いながらも止めないあたしに苦笑する。 でも、しょうがないじゃんか。嫌いなんだもん。