わたしは女の子になる。


私が歩き始めると、彼も、私に背を向けて歩きはじめる。



離れる、私たちの手。



振り向かない。

私は歩く。


振り向かない。

泣いちゃうから。



君の前では、もう、泣きたくないから。



だけど、すごく、鼻の奥がつんとした。



ああ、もう、本当に、



だいすき、です。





まだ、少しだけ、彼が握ってきた感触が残っていた。



私は、頑張って、絶対、もっと可愛くなる。

いつか、君が、抱きしめたくて仕方がなくなるような、そんな女の子になれるように。


まだまだ、私は女の子になれる。



(君のために、君を想う度、想いが募るほど、)

*わたしは女の子になる。*