ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

 ううん。私達を、というより、私だ。和也は私を睨んでる。なんで?


 修平は、瞬時に私から離れると、


「和也、誤解しないでくれ。彩花ちゃんの目にゴミが入って、それで……」


 などと、すぐに言い訳を始めた。なんとも、往生際が悪い。そんな修平が、ひどくつまらない男に思えた。


 ちいちゃん。こんな男、やめた方がいいよ。


「ね、そうだよね?」


 修平は、助けを求めるように私にそう言ったけど、私はそっぽを向いてやった。


 誰が助けてなんかやるものか。あんたなんか、和也に殴られればいいのよ!


 そう思ったのだけど……


「修平、もういいから」


 と和也は言った。

 うそ! 和也って、そんなに寛容なの? 自分の彼女が、キスされそうだったのに?