ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

 私とちいちゃんは、大急ぎで帰り支度をすると、一緒に体育館の裏へ向かった。


「修平君には何て言ったの?」


 ちいちゃんは、敬語を使わないいつもの話し方に戻っていて、私はホッと胸を撫で下ろした。お昼休みは敬語を使われて、なんだか二人の間に溝が出来たようで寂しかったから。


「折り入って相談したい事がある、って言ったけど?」


「それで彼はすぐに“いいよ”って言ったの?」


「うん、そうだね」


 するとちいちゃんは、悲しそうな顔をした。


「ちょっと、そんな悲しそうな顔しないでよ。誰だって友達から相談事があるって言われたら、迷わず“いいよ”って言うでしょ?」


「それはそうだけど……」


 ちいちゃんったら、かなりネガティブになってるなあ。これは一刻も早く修平の本心を確かめて、ちいちゃんを安心させてあげないとね。