ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

「え、ちいちゃんじゃないって、それはどういう……?」


「彼は、彩ちゃんと一緒に食べるのが楽しいんです。たぶん」


「わ、私!? なんで私なの?」


「だって、修平君は私より彩ちゃんとお話する事が多いし、楽しそうだし、すぐ触るし……」


 そう言いながら、ちいちゃんの瞳は見る見る涙で潤んでいった。


「ちょ、それは違……」


キーンコーンカーンコーン


 その時、授業開始のチャイムが鳴った。それがすごく間抜けに聞こえ、私は無性に腹が立った。


「私、教室に戻ります」


 そう言って、立ち上がったちいちゃんのスカートを、私は掴んだ。


「授業なんか後回しよ!」


「彩ちゃん……?」


「はっきり白黒付けましょうよ?」