ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

「マジで?」


「マジ、マジ。ねえ?」


「うん……」


 中野和也が私の方をちょくちょく見ている事は確かだ。だから彼は私に興味を持っている、と私も恵美も考えてたんだけど、違うのだろうか。


 今日の昼休みに、中野和也が私に向かって“臭いから早く行け”と冷たい目で言ったのを思い出し、彼が私に興味を持っているという考えが、私の中でぐらつき始めていた。


「ああ、わかった。それ、彩花ちゃんの勘違いだよ」


『どういう事よ?』


 思わず恵美と私でハモってしまった。


「ん……、それはその……」


 小山修平は言葉を濁すだけで答えようとせず、私はイライラした。