ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

 違う。こんなんじゃない。彼の唇は、もっと柔らかくて、温かかった。


 何やってんだろう、私。すっごい、惨め……


 そう思った途端、涙がドバっと出て、たちまち目から溢れ、頬を流れていった。


 昨夜あんなに泣いたのに、涙って涸れる事はないんだろうか。


 私は机に体を突っ伏し、大声を出して泣いた。どうせ誰もいないのだから、人目をはばかる事なしに……