ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

 次の休み時間が始まってすぐ。先生が教室を出るか出ないかってタイミングで、ちいちゃんがクルっと私を振り向いた。


「彩ちゃん!」


「な、なに?」


「私……コンタクトにする」


「え、そうなの?」


「うん。お金は後で必ず返します」


「そんなのいいよ。プレゼントする」


「ううん、それはダメ。いつになるか分からないけど、必ず返します」


「あ、そう。それはまあいいけど、どういう心境の変化?」


「それは……」


 ちいちゃんは口ごもってしまった。どんな心境の変化か知りたい気もしたけど、シツコク聞いてちいちゃんの気が変わったら困るので、聞かない事にした。