ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

「ねえ、彩ちゃん」


 小山君が自分の席に戻って行くとすぐに、ちいちゃんに声を掛けられた。


「なあに?」


「さっき彩ちゃんが小山君に言った“約束”って、どんな?」


「ああ、あれはね……、もし私が中野君を落とせなかったら、小山君と付き合うって約束したの」


「えっ」


 ちいちゃんにしては珍しくリアクションが大きかった。


「そんなに驚く話でもないでしょ?」


「だって……。彩ちゃんは小山君の事も好きなの?」


「ぜんぜん。最近はいい奴だなあとは思ってるけど、特別な感情はないよ。あっちもそんなところだと思うよ?」


「だったら、どうして……」