ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

 私を気安く“彩花ちゃん”と呼ぶ男子は一人しかいない。そう、小山修平しか。


「眼鏡はやめたんだね?」


「そうよ。あんたの親友に没収されたから」


「和也が? あ、でも正解かも。正直言ってあの眼鏡はダサ……」


 小山君はそう言いかけて、ハッとして口をつぐみ、申し訳なさそうにちいちゃんに目をやった。そして、


「眼鏡も悪くないと思うけどね。その……個性的で」


 慌ててそうフォローした。


 気まずくなった空気を変えるべく、私は話題を変える事にした。


「ところで小山君、恵美と付き合うの? っていうか、もう付き合ってる?」


 いきなりな私の質問に、小山君もちいちゃんもハッとした顔をした。