本当は全然構わないんだけど、ぶりっこして恥ずかしがってみた。


「おまえの……って、結構デカイのな?」


「そんな恥ずかしい事、言わないで?」


「あ、ごめん」


「中野君って、巨乳は好き?」


「ブッ! おまえなあ……」


「どうなの?」


「す、好きだよ」


「よかった」



 というような他愛のない話(?)をしている内に、私の家に着いてしまった。


「今日はありがとな?」


 中野君のその何気ないひと言で、私は浮かれ気分から一気に現実へと引き戻されてしまった。