ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

 外は少し冷え込んでいて、夜風が冷たく感じた。


 今気付いたけど、中野君はちいちゃんを私と同じく“ちいちゃん”と呼んでいた。


 “ちいちゃん”と“坊ちゃん”かあ……


 二人は2年の時からの知り合いだって、勝手に思ってたけど、もっと長い付き合いなんだろうな。いわゆる幼なじみなのかも。


 いずれにしても、二人は固い絆で結ばれてる気がする。


 私の入り込む余地なんて、これっぽっちもないんじゃ……


 諦めようかな。


 涙が溢れて頬を伝わった時、


「何してんだよ!」


 という声と同時に、後ろから肩を掴まれた。