ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

「明日、学校は休むだろ?」


「はい……」


「先生には俺から言っておくよ」


「すみません……」


「必要なものとかあったら、遠慮しないで何でも言ってよ。うちの会社が悪いんだから」


「はい。ありがとうございます」


「ちいちゃん、一人で抱え込まないで、俺を頼ってほしい」


「坊ちゃん……」


 中野君はちいちゃんの肩にそっと手を置き、見つめ合う二人、かあ……

 だめだ。見てられない。


 私はちいちゃんに小さく手を振り、ちいちゃんがお辞儀で返してくれるのを見て、ちいちゃんの家を後にした。