ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

「あぶねえなあ。大丈夫か?」


「うん。ごめんね?」


 う、どうしよう……

 中野君は、その腕に私の胸が押し付けられている事に、まだ気付いていないらしい。


 可愛らしく“きゃっ”とか、あるいは色っぽく“いやん”とか言って恥じらうとウケがいいのだろうか。

 それとも、自慢のDカップの胸の感触を、じっくり彼に味わせてあげるべきか……迷う。


 迷っていたら、中野君がようやく気付いたようで、「うわっ」と叫んで私から離れた。


 その叫び声に反応して、咄嗟に出た私の叫びは、「きゃいん」だった。“きゃっ”と“いやん”が合成されてしまったらしい。