ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

「ねえ、帰りにどこか寄らない? 喫茶店とかファーストフードとか。お近付きの記しに奢ってあげるから」


 廊下を並んで歩きながら、高木さんを誘ってみたのだけど……


「ごめんなさい。早く帰らないといけなから……」


 あっさり断られてしまった。


「早く帰ってどうするの? ああ、勉強?」


「え? まあ……はい」


 やっぱりね。いかにも勉強が好きって感じだもんね、この子。そういうとこも見習わないといけないのかなあ。



 ふと気付いたら、高木さんは廊下の壁際を歩いていた。そのため真ん中を歩く私とは、自然と人一人分以上の隙間が出来ていた。