ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜

 中野君と高木さんが実は両想いと知った私は、早く中野君好みの女に変わらないといけないと思った。そのためには、卑怯かもしれないけど、もっともっと高木さんに接近し、彼女の特徴を身に着けなければと……


 ちなみに、中野君に自分らしさを見せるのは、彼の心を掴んでから、徐々に……という考えだ。




「高木さん、待って!」


 帰りのホームルームが終わり、真っ先に帰ろうとする高木さんを、私は慌てて呼び止めた。


「はい?」


「一緒に帰りましょ? 急いで支度するから、ちょっと待ってて?」


「はあ……」


 それにしても高木さんって、帰り支度が早いなあ。私が遅いって説もあるけど。急いで帰るわけでもあるんだろうか……