儚く散った私の恋



うん、会ってない。絶対。

「朝にお前、男に…」
「……あ。」

あの時か…!!
ってことは…見られてた…?

「み、見てた…?」
「ばっちり」

最悪…。
中山椎名、一生の不覚…。

「わかったから、どいて」
「ごめん。無理」

耳元で囁かれ私の頬はほのかに
赤くなっていくのがわかった。

…耳と頬と首筋は弱いんだよね。

「お前…耳弱えの?」
「なっ……違うし!!」

弱点を当てられちゃ洒落にならない
何としてでも流れを変えなくちゃ。

「…ふぅん」

時雨の瞳が光ったっぽいのは
私の見間違いと言うことに…