「さあ、お客様方はもう間もなくやって来ますよ。
早くこれを着て、品物を並べるのを手伝ってください。」
パンパンと手を叩き指示する姿は小学校の先生みたい。
ヨシヤはまず私に、裾に椿の模様が散りばめられた真っ白な割烹着を手渡してきた。
給食係で慣れてるから着方は分かるけど…、
「なんで割烹着?白衣じゃないの?」
一応薬屋さんだし。
これじゃまるで食堂のおばちゃんみたい。
するとヨシヤは、
「だって、そっちのほうが可愛いじゃないですか。」
「…………。」
身も蓋も無い。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…